« グッドデザイン賞 ビッグサイトに出展しております | トップページ | 大地の芸術祭行ってきました »

夏の暑さについて…おおみやスタジオの暮らし

夏の暑さについて

_dsc3965

夏がもうすぐ終わろうとしています

昼間はヒグラシの声を、夜は虫の音が聞こえるようになりました

エアコン無しの「おおみやスタジオ」でひと夏過ごした感想をご報告しようと思います

断熱性能について

この建物は、次世代省エネ基準の約30%アップくらいの性能にしてみました。

天井や壁などの温度が室温以上に上昇することはありませんでしたので断熱性能としてはちょうど良いと感じました。

日除け(日射遮蔽)について

軒の出は大きく(1150㎜)とってあり、先端にスダレ掛けを設置してあります。

大きな窓に関しては、やはりスダレの効果は絶大です。しかし、小さな窓からの日差しがとても室温に影響が大きいことが実感されました。今は、影響のある窓には、スダレがかかるようになっております。

南西の樹木は日除けのために植えたのですが、今年はまだ半分程度の影しか作れなかったので来年に期待したいです。

蓄熱材の効果

蓄熱とは熱をためる性質のことで、水→コンクリート→木とそれぞれ蓄熱性能は半分、半分、半分というものです。水はなかなか使えないのでコンクリートや石などが実質的だと思います。

熱をためる性質のものを意図的に仕上げ材に多く使ったつもりでいましたが、まだまだ足らないという印象です。やはり一部は直接基礎とつながった部分を作れば良かったと後悔中です。しかし、それなりの効果もでており今後ますます蓄熱による室温の安定も実践していきたいと思います・

調湿材(珪藻土など)

調湿材を仕上げ材として使いました。エアコンが無いままの空間を調湿材だけで湿度を下げるのは難しいです。調湿材が飽和状態になるまでは、窓を閉めると湿度が下がるという状態でしたが、湿度が高い日が続くと湿度は下がらなくなりました。

エアコン

2階の事務所部分以外では、扇風機と夜の通風で不満は感じませんでした。

しかし、湿度が高くカビなどの心配があるのではないかと思いました。事務所は、OA機器からの排熱が多く、今でも熱処理の方法を考え中です。24時間計画換気の一部をパソコンの排気口に配管したりとしています。

除湿

除湿の必要性は感じました。畳の表面にカビが発生しました。アルコール除菌と天日干しをして、現在は扇風機により空気を動かしております。エアコンは設置できないので来年までには実施したいと思っております。楽しみにしていてください。

総評

住宅としての性能であれば十分エアコン無しで快適に過ごせそうです。

ただし、やはり軒の出は必要で、1mくらいの出があるとかなりの雨の場合でも風を通すことが可能です。窓を開けられるかどうかで快適性はまったく違ってきます。道路やまわりの条件により窓を開けられない場合もあると思いますが地窓や天窓を利用しても良いとおもいます。スダレ掛けの位置はとても大切です。窓からできるだけ離して掛けられると効果的です。南西の樹木の効果は大変大きく木々の成長が楽しみです。

冷房には、あまり頼らないとしてもエアコンの除湿の効果は大きいので一家に一台は除湿機として設置した方が暮らしやすいでしょう。そうすれば珪藻土などの調湿材も効果を発揮しやすいと思います。

おまけ

居間の南側に90cmの幅でタイルが貼ってあります。これは蓄熱体として施工したのですが、吐き出しの窓の室内側のタイルはとても使いやすいです。足が濡れていても気にせず、植え木の水やりもしやすく、外からのゴミも吐き出しやすいと良いことが次々と出てきます。もちろん本来の機能も発揮します。夏は室温が29度の時には27度とひんやりし、冬にはお日さまを浴びて熱を蓄えて、夜8時くらいまで温かいことでしょう。

季節ごとに感想を報告いたします。参考にしてください。お楽しみに!

   

|

« グッドデザイン賞 ビッグサイトに出展しております | トップページ | 大地の芸術祭行ってきました »